2017年06月24日

ある、ヘルニア患者の治療日記① (全2回)

こんにちは

カイロハウスホンダ
代表の本田です。


ある、ヘルニア患者の治療日記①(全2回)
30代女性。

この事が同じくヘルニアで悩める人の希望になればと思って、回復していった経緯を、少しだけ書いてみようと思います。


「1日目」
腰椎ヘルニアで、医者からは手術の宣告を受けている。
右足を引きずりながら、段差を上る事も施術ベッドに横たわる事も困難な状態。
うつ伏せから、仰向けになることすら困難。
その姿は、まるで介護の手を受ける老人のよう。

患部に触れるだけで鋭い痛みを感じるのに、申し訳ないが、触診検査を行わない事には先に進めない。
痛みを我慢してもらいながらも何とか触診。

腰椎4、5の間で神経の圧迫を起こしている。
骨盤もひどく傾いている、右側が開いていて傾いている。それが右足のしびれの原因にもなっている事だろう。
首にまで歪みが出ている、恐らく骨盤からの影響と思われる。

体勢を変える事すらままならないまま、ちょっと触れるだけで痛がるが、どうにか骨盤の傾きを直し、右の骨盤を閉める事に成功。
首の歪みも同時に良くなっている。

これで随分と楽になったというが、まだ動きはぎこちない。
炎症や神経の圧迫は続いている様子。

治療1日目の最後に、栄養と睡眠に関する生活習慣を変える事、運動のアドバイスもして、1週間以内にもう一度来てもらう約束をする。

炎症を抑える作用もあるサプリメントを一つ渡して1日目終了。


「2日目」
初日から6日経った、激しい痛みと足のしびれは初めて来たときに戻っている。

初日と同じように骨盤に対する施術を中心として、進めていく。
やはり、初日同様に、ある程度までは楽になる。

このまま施術だけ続けていても、またすぐに痛くなるだろう。
そして、耐えかねて、この方は手術に踏み切るかもしれない。

しかし、私はすぐに手術はしない方が良いよと、止める。
本人も手術はしたくないと言っている。

今後の治療計画について患者さんと話し合う事にした。

私の施術では、身体の歪みを矯正する事が出来ます。
軟骨がはみ出て、圧迫を起こしている神経を解放する事が出来ますが、これだけ痛みとシビレがある状態で、今の良い状態を維持する事はなかなか難しい事です。
なので、背骨をけん引してくれる特殊なマットレスを使う事をお勧めします。レンタル用があるので、1カ月それを使ってみてください。
患者さんもそれを使ってみたいと、合意を得て、レンタル用を貸し出しする。

でもこのマットレス、最初は痛いかもしれないです。
その場合の対策と、対処をお伝えし、レンタル用をお渡しした。

そして次に、傷んだ関節には薬ではなく、修復するための栄養が必要です。
カルシウムとコンドロイチンを摂った方が良い理由をお話しした。しかし、それには費用も掛かる事なので、患者さんと話し合って、考えてきてもらう事で2日目終了。


次回は3日目、4日目の様子で終了の予定です。
先に結論を言えば、4日目来た時は若干のシビレはあるものの、痛みはなく、普通に歩けるように回復していました。34日間の出来事。

それではまた!  

Posted by カイロハウスホンダ at 10:48Comments(0)お店の事